人と足のはなし vol.2 – ユーザーインタビュー – 杉田遼さん

ユーザーインタビュー

人と足のはなし
vol.2

杉田 遼さん

杉田 遼さん

作業療法士

医療法人健栄会 介護老人保健施設フルリール甲府
リハビリテーション科 療養課長補佐・リハビリ主任


作業療法士として回復期病院で経験を積み、現在は老人保健施設や通所リハビリテーションの管理者として従事。また、作業療法とけん玉を掛け合わせたプロボノチーム「甲斐KENDAMA.CREW」を立ち上げ、山梨県内を中心に活動中。

 作業療法士としてリハビリテーションに取り組みつつ、「甲斐KENDAMA CREW」など活動の幅を広げる杉田さんに、インソールについてのお話をお伺いしました。

話し手(右) – 杉田遼さん / 聞き手(左) – 人と足インソール開発者・理学療法士 根津憲継

結構な扁平足で、足裏がツラくなっていた

―インソールはどのくらいご使用いただいていますか?

 半年ぐらいですね。使い始めてから足裏の負担が軽くなりました。ふくらはぎの負担も軽減しています。もともと結構な扁平足で、長時間歩いたり、仕事したりしていると足裏がツラくなっていたんです。

―足裏のツラかった場所は指の付け根の部分ですか?

 そうです。指の付け根のあたりです。あと思い出したのですが、常に小指の方が浮いてたんですよね。それが着くようになったんです。自分でもびっくりしました。

―両足ですか?

 両足です。両足の小指と薬指ですね。インソールを入れ始めて、気が付いたら気にならなくなっていたという感じですね。

―足裏の負担は今どのくらいありますか?

 負担はほとんど感じてないですね。

踵のフィット感が高くて、安定感を感じます

―疲れにくくなったという話もあったのですが、今までどこが疲れていたんですか?

 ふくらはぎとか、足首も疲れていたのかな。休みの日に買い物とか遊園地に行くとかの長時間移動を伴う時は地獄です(笑)

 だから仕事用とプライベート用で、2つ使い回してるんです。

―2足あると入れ替えずに使えますからね。話は戻りますが、負担や疲れがあった時は仕事に支障があったりしていましたか?

 腰がツラかった記憶がありますね。夕方になってくると、足の重さとかだるさとか、腰が「張るなぁ」とか感じて、「すぐ座りたいな」っていう感じでした。

―そういうのが楽になったのですね。腰はどういう時にツラかったのですか?

 夕方くらいになってくると、特に立ち姿勢とか、休んでる時に気になる感じだったと思います。

―以前も別のインソールを使っていたとのことですが、以前のインソールと比べてどうですか?

 以前使っていたインソールと比べて、フィット感はありますよね。前のインソールだと足との間に少し隙間があったりして、このインソールは支えられている感じがありますね

―特にどのあたりが違うと思いますか?

 踵のあたりですね。踵のフィット感が高くて、安定感を感じますね。

「重さ」とか「だるさ」がある人に

―プライベートだと、遊園地に限らずインソールを使ってから変化を感じたエピソードはありますか?

 今までは長く歩いてると適宜休む、休憩を入れる、みたいなことがありましたね。友達と遊びに行った時も、「足がツラいから休もう。」とか。本当にツラかったです。あと、疲れやすいですよね。その負担が軽減してきてるのはありますよね。

 本当に疲れるんですよ。扁平足は。

―ご自身の経験をもとに、「こういう人にインソールを使ってみて欲しいな」とか、紹介したいと思うことはありますか

 やっぱり僕自身が扁平足なので、扁平足で足の負担とか疲れを感じてる人、「重さ」とか「だるさ」がある人には、同じ扁平足仲間として使ってもらえるといいかな、と思います。

―「施設の利用者さん」という目線だとどうですか?

 利用者さんもアライメントの補正とか、姿勢のところで、何人か使っていただいて効果が出ています。特に膝に歩く負担を感じる人ですかね。変形がある人には評価でサンプルインソールを試して、何人かそれで歩く負担が軽減されています。

 そういう意味では、最初はリハビリテーションの一部として使ってもらうのもありかな、と思いますね。それで良ければ購入していただいたりしているんです。

 実例だと、歩くと膝に負担を感じてしまう利用者さんがいたんですが、インソール入れたら「調子がいいよ。」ということで購入いただきました。経過も負担が増すということもなく、訓練でも歩けているので、そういう経験からもだいぶ良いものだと思っています。

本当に「パフォーマンスが変わる」というところでは、扁平足の人にも、老若男女問わず使ってもらいたい

―杉田さんは作業療法とけん玉を掛け合わせた活動も広くおこなっていますが、けん玉には効果ありましたか?

 けん玉でもそう。安定性があるんで、パフォーマンスとしては多分出やすいかな、と思いますね。そこまでがっつり意識をしたことはないですけど。そういったところでも効果はあるんじゃないかな、と思いますね。

―なるほどです。このインソールに期待することはありますか?

 やっぱり扁平足の方には、もう救ってくれる一品かもしれない、と思っています。僕らリハビリ職だから、インソールのことをある程度知っていると思うんですけど、まだ世間的にはそこまで足元を意識したりというのはあまりないと思うので。

―一般の方からすると「インソールなんか100円ショップ行けば買えるでしょ?」というところはありますよね。

 そうそう。「とりあえず入れとけばいいんでしょ?」みたいなところがあったりするんですけど、本当に「パフォーマンスが変わる」というところでは、扁平足の人にも、老若男女問わず使ってもらいたいと思います。そういったところで普及ができるとリハビリ職としてはすごく良いですね。姿勢の崩れだったり、何かしら体にフィットしてくれれば、良い変化が起きたりするんじゃないかな、と思います。

―杉田さんは作業療法士ですが、作業療法的に見てインソールってどう捉えていますか?

 作業療法的に見ても、結局「作業」自体が、人の営む行為全てに関わってくるので、仕事だったり、買い物だったり、といったところでは、やっぱり「靴を履く」ということは避けられないところもあるので。

 そういった視点で考えれば、もうちょっと歩行距離を伸ばせたりとか、作業する時に負担を減らせたりとか、というところにも繋がってくると思うんですよね。実体験を通して作業療法士も足に意識を少し向けてくれるといいなと思います。

インタビューにご協力いただきありがとうございました!